大阪シティバス、守口金曜深夜便にLINEPayで乗ってみた

12月6日から期間限定運行を開始した大阪シティバスの「守口金曜深夜便」。

「守口金曜深夜便」の詳細は下記プレスリリースのとおりですが、今回の期間限定運行は2つの大きなポイントがあります。

期間限定!深夜バス「守口金曜深夜便」を運行します(pdfファイル)
https://citybus-osaka.co.jp/wprs/wp-content/uploads/2019/11/630897407c616410bfe725758fae78e8.pdf

ひとつは「24時以降の深夜運行」である点、深夜時間帯に運行することで需要喚起を狙っているのでしょうか。そしてもうひとつは「運賃は現金かLINEPay(コード決済)のみ」という点、大阪シティバスの他の路線では利用できる交通系ICカードや回数カード類は一切対応しておらず、この点はなかなかチャレンジングな実験です。

そんな「守口金曜深夜便」の運行初回便に乗車してみました。


お目当ての「守口金曜深夜便」は大阪駅前バス停9番のりばを24:25発。同のりばは 日中はシティバスの「34号系統」が、そして夜間は奈良、泉北方面の深夜急行バスが10分おきに出発する朝から夜までにぎやかなバス停です。
「守口金曜深夜便」はちょうど奈良方面の深夜バスと泉北方面の深夜バスの合間をぬってやってきます。各方面のバスの列はひとつなので、誤乗防止でシティバスの方がバス停で案内をされていました。


LINEPayを使って乗車!QRコード読み込み→通信→確認画面→支払ボタンを押す→通信→決済完了画面というステップのため、やはりかなりの時間がかかってしまいます。シティバスの運賃箱は現金の場合、おつりが出てくる(両替不要)ので現金のほうがスピーディーかもしれません。

ちなみに運賃箱はこんな感じ、磁気カードの入口は塞がれ、ICカードの読み取り部にLINEPayのQRコードが貼られていました。
初回運行ということもあってICカードで乗車しようとされていた方も結構いました(そしてそこから現金を取り出すので時間がかかる……)。

今回の試験運行は深夜なので乗客の方がそんなに急いでいない?だろうというところと乗車可能停留所が大阪駅前と地下鉄中津の2箇所のみなので意外と運用が成り立つのかもしれません(とはいえICカードのほうが断然便利ですね……)。

LINEPayの普及率はイマイチなのか、時間がかかるのを敬遠したからかLINEPayで支払っていた方は数名でした。

いよいよ出発!運行初日ながら師走の金曜ということもあって立席が出る盛況ぶりでした(シティバスのスタッフの方も結構乗られていましたが)。昼間に同区間を走る34系統はシティバス屈指の高収益路線なので深夜便でも成り立つのかもしれません。いや、地下鉄の最終も出ているため意外といろんな路線で成り立つのかも?

そんなこんなで終点の守口車庫に到着。車庫の門を閉めるということで早々と回送されていきました。時間が時間だし仕方ないですが。

というわけで意外にも利用者が多かった(LINEPay利用者は少なかった…)「守口金曜深夜便」。人手不足の波で深夜バスは縮小されているご時世ではありますが、ぜひ定着(そして他の路線へも拡大)してほしいものですね。



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